現代社会では、着物を着るということが特別な技術が必要な難しいもの、というイメージがあるようです。しかし、着物はかって日常着だったのです。構える必要はありません。コツさえ身に着ければ簡単に着こなしていただけます。着物には四季に恵まれた日本ならではの文化があります。着物の柄で四季を感じる。着物の素材で快適に過ごす。帯やその他の小物の色や柄併せでセンスを楽しむ。同じ着物でも小物の合わせ方で雰囲気ががらりと変わるのも着物の楽しさです。
また、改まった場、晴れの場、日常の暮らしの中などに合わせて着物には格があります。その場にふさわしい着物をまとうことで気持ちを表すこともできるのです。言わずもがな、相手を思いやる気持ちをさりげなく伝えることもできます。日本人らしい心遣い、ずっと残したい文化のひとつです。
知れば知るほど楽しい着物の世界、ぜひ皆さまに感じていただきたいと願っています。
蔭井礼華さん
着物を着る時はいつも美容院でした。着物を着ると気持ちが落ち着き、居住まいも自然と正されるような気がしていました。一人で着物が着れたら・・・と思いつつ、やっと4月から教室に通い始めて、初めは小物の手順等何も分からない状態だったのですが、3ケ月で一人で着れるようになれたことには自分自身驚いています。今後は機会がある度に着物を着て出掛けたいと思っており、楽しみにしています。
前本灯音さん
親戚がいろんな着物を着て出掛けている写真を見て、私も自分で着れるようになりたいと思い通いはじめました。12月の ここクリスマスパーティーでは、祖母が作った振袖を一人で着ることができました。 この振袖は私で5人目で振袖姿の写真を見た祖母がすごく喜んでくれたのがとても嬉しかったです。月に一度の食事会では先輩方の立ち居振舞い、マナーを身近で感じることができ大変勉強になります。これからも美しく着こなし、着付けができるような学んでいきたいです。